●そうじ(掃除)の本
■ よごれているから掃くのでしょうか 掃いて”いのち”を鎮めりのでしょうか | |
6.ほうき(箒) |
掃き掃除 それは “ごみ”の移動なのでしょうか あるとき 『ほうき(箒)の目を入れるのですよ』 と 教えてくださった方がおりました 「ほうきの目を入れる」 かさねて 「ほうきの目を入れる」 清々しいひびきですね 爪先20センチの浄め 爪先20センチの見詰め そこは 精霊が宿り いのちを育み こころと想いの行き交うところ 行き交うものの 苦しみも 悲しみも 鎮めたいから いつか歓びに替えたいから 掃いては浄め 掃いては癒す あのころ 思い出の中の 割烹着姿のお母さんは 何を想って ほうき(箒)を握っていたのでしょうか |