美しい表面にめぐり逢いたい・・・ 共鳴/はーとすとりんぐす

掃除(そうじ)の本
第1章 「邂 逅」

3.今生で一度

あかちゃん
 は

なにを見つめているのでしょう

瞬きもせず
遙かな光を仰いで

あなたは
きっと
 ひかりの苑から
永いタイムトンネルを抜けて
来たのでしょうね

トンネルの向こうの
ほのかな拡がりを

 ふり返っているのでしょうか


あれは
光り輝く粒子の群れ


その 
ひと粒・ひと粒・の・粒子の中に

更なる『粒』が流れ
 
川となって

滝を創り 大地を潤し
大海にそそぐ

たったひとつの
粒子の中にも

限りなく美しい世界が
秘められているのでしょうね

その
粒子と粒子のめぐり逢いから


すべての
もの』が生まれ
いのちが生まれ
こころが芽生える

ですから
『ものの命』も『生ある命』も『こころの命』も

今生で一度
自分に許された

いちばん美しい姿とななって

また
蒼源の彼方へ還りたいと

願っているのではないでしょうか





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